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レニー・ゼルウィガー『母の眠り』 [映像作品(DVDなど)]

『ブリジット』以来ファンになったレニーの98年公開の映画を観た。

母の眠り

母の眠り

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2006/04/19
  • メディア: DVD

女性器の話をえんえんとする芝居で有名になったメリル・ストリープも出演している。

 

『ブリジット』の印象が今でも強いので、ついコメディアンヌと思ってしまうのだが、レニーはもともと普通の女優らしい、とこの映画を観て思った。

 

あまり物語らしい物語のないこの作品、ちょっと退屈だった。

レニーの無難な演技と、メリル・ストリープのさすがの演技だけが見所だ。

 

レニーはN.Y.で働くキャリア・ウーマン。

しかし、両親は古い男性上位主義者のカップル。

母親(ストリープ)は頭が弱い専業主婦、父親は見せ掛けだけの二流知識人、そんな平凡なキャラで、父親は浮気していて、母親は知って知らぬふりをしている仮面夫婦。

娘の回想から、その凡庸な仮面夫婦の空虚さがえんえんと映し出されるのが退屈。

これも問題提起のつもりかもしれないが、よくあることなので別に面白いものではない。

 

レニーは父親を理想化して、専業主婦の母を嫌っていたが、末期癌の母の自宅療養の看病のために久しぶりに実家で生活してみると、父親の凡庸さと男性上位主義に辟易してしまう。

 

結婚を前提に付き合っていたBFもいるのだが、特にドラマもなく、なんとなく別れてしまう。

 

末期癌で苦しむ母はモルヒネの過剰摂取で変死する。

 

犯人は父か娘か?

 

ここら辺がサスペンスなのだが、結局犯人は分からずじまいのオープン・エンディング?

 

レニーじゃないことはたしか。

父が嘘をついているか、視力もほとんどなくして寝たきりだった母が奇跡的に歩き回れるようになってクスリを取り出し、自殺したかどっちか(あるいは弟?)。

なんかすっきりしない終わり方。

 

緩和ケア、自宅介護、安楽死などいろいろ問題提起しているが、提起しっぱなし。

 

レニーやストリープは良い演技をしているのに、台本がつまらなくて残念だ。

でも、ファンはレニー(もちろん肥ってない)をたくさん観れて嬉しい。


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