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『ある婦人の肖像(中)』 [人文科学(主に小説)]

ヘンリー・ジェイムズを読み続けております。

ある婦人の肖像 (中)

ある婦人の肖像 (中)

  • 作者: ヘンリー・ジェイムズ, 行方 昭夫
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1996/12
  • メディア: 文庫

とても素晴らしい小説ですね。

イザベルはマダム・マールの策略にはまって、イタリア在住の、見栄っ張りの貧乏な子持ちのやもめ男(オズモンド氏)と婚約してしまいます。

一番良さそうな貴族のウォーバートン卿を再プロポーズ失敗。

アメリカのブルジョワ御曹司もアメリカから駆けつけますが、やっぱり袖にされます。

従弟のラルフもオズモンドの悪くとを言いますが、かえって彼女を意固地にするだけ。

イザベルは晴れてオズモンド夫人となりました。

そして案の定、イタリアで不幸に暮らしています。

ラルフは肺病が悪化して今にも死にそうです。

ウォーバートン卿とともに瀕死のラルフはイザベルを訪問しにイギリスからやってきました。

ウォーバートン卿は、イザベルの義理の娘、パンジー(20歳くらい年下)に興味を持ち始めました。

ラルフは相変わらず、死にそうなまま、生暖かくイザベルを見守っています。

(下巻につづく)

 

 


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