成年後見制度 [高齢者問題]
うんじゃらもんじゃら
母がぼけはじめているので、心配してこんな本を読んだ。
世界的、というかたぶん欧米的ということだろうと思うのだけど、100人にひとりくらいの割合で、後見人が必要な成人が社会にはいるんだそうだ。
実際、ドイツでは後見人制度にあたるのが「世話人」という制度で、それの利用率は1.3パーセントくらいなんだそうな。
比べて、日本では、こういった福祉制度の普及が遅れに遅れていて、後見人がついている成人の割合は0.0000いくつとかの銀行の預金の利子みたいな低さ。
よって、判断能力の著しく低下した老人が、振り込め詐欺や、インチキリフォーム屋の餌食になって社会問題化しているのだろう。
かわいそうに。
けっこう成年後見人になるのは面倒くさい。
鑑定代も含めて、裁判費用もけっこうかかるみたいだ。
日本の裁判所ってのは、本当に利用しにくくできてるね。
困ったものだ。
悪人がのさばるわけだ。
後見人が被後見人に悪さをしないように、後見人には監督がつくそうな。
システムはとても複雑だ。
誰が後見人になるかで、親族間でもめるケースなんかものっていて生々しい。
遺産争いの前哨戦というわけだね。
金持ちは大変だ。
うちは貧乏で幸せだよ。
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