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『がんばれ元気』③ [漫画、アニメ]

ボクシング漫画の傑作(の一部)を読んだ。

がんばれ元気 (3)

がんばれ元気 (3)

  • 作者: 小山 ゆう
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1998/02
  • メディア: 文庫

小学生か中学生の頃、コミックスで読みました。

アニメもとびとびでしたが、観た記憶があります。

 

2年くらい前、また読みたいと思って、文庫本を集めだしたのですが、3巻だけが見つからずにいました。

インターネットのおかげで3巻もようやく手に入りました。

 

主人公・元気はお父さん(シャーク堀口)の敵討ちのため世界チャンピオンの関拳児を倒すため、プロボクサーを目指す少年です。

お母さんは元気の出産時の事故で死んでしまっています。

だから、元気はとんでもないマザコンになってしまいました。

 

文庫版の3巻では、前半では元気の小学生時代の最終章です。

まだ小学生の元気ですが、もう最下層のプロボクサーにも負けないくらい強くなっています。

元気の小学校の憧れの女先生(芦川)は、関拳児にプロポーズされますが、それを断って、関にボクシングの試合で負けてヤクザになった男(三島:傷害致死前科二犯)と契りを交わします。

しかし三島は身体も丈夫じゃないし、ヤクザなので、芦川先生の亭主になるにはふさわしくないと思い込んでいます。

ちょうど芦川先生に良い縁談が持ち上がったので、三島はわざとヤクザ相手に暴力事件を起こして、4年程度の実刑をくらいます。

これで、三島は、芦川先生と完全に縁を切ったつもりです。

ここら辺で元気の小学生時代はおしまい。

 

物語は数年飛んで、文庫本3巻の後半は、元気の中学生時代の幕開け。

元気も中三になりました。

元気は成績優秀なのですが、早くプロボクサーになりたいので、高校には進学せず、東京に出て、就職して、プロボクサーを目指すことにします。

何しろ父の仇の関はだいぶ年上なので、うかうかしていると、プロボクサーを引退してしまうので、元気は急がなくてはなりません。

 

元気には同級生のガールフレンド(ともこ)ができました。

元気はマザコンで芦川先生のような10歳以上年上の女性しか愛せないので、ともこにつきまとわれるのは正直迷惑です。

ともこはアイドル歌手志望の可愛い女の子で、自分の魅力に絶対の自信を持っているので、元気に袖にされるのがたまりません。

意地になっているんか、ともこはほとんどストーカー状態になってしまっています。

保健室で弱っている元気は、ともこに強引に唇まで奪われそうになってしまいます。

 

ムショで罪を償っていた三島も刑期を終えて帰ってきました。

芦川先生は三島と連れ合いになるつもりでいますが、三島は謎の病魔に冒されていて、自分の生命がもう長くないことをわかっているので、結婚の意志はさらさらありません。

元気は三島からボクシングを習い始めます。

関拳児には敗れたとはいえ、三島はとても優秀なボクサーだったので、元気のよいトレーナーとなり、元気はこれでぐぐっとレベルアップできます。

 


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