トイザラスはすごいや [政治・経済]
こないだ読んだ『カテゴリー・キラー』をもう一度ぱらぱらめくってみた。
カテゴリー・キラー 小売革命でここまで変わる!消費の「質」と「意味」
- 作者: ロバート・スペクター
- 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
- 発売日: 2005/11/04
- メディア: 単行本
アメリカ人の商人はつくづく合理的で冒険的だなと思う。
トイザラスもすごい。
返品は必ず受け付けるんだそうだ。
別に顧客に良心的であろうと心がけているわけではない。
しつこいクレーマーは何があっても返品するものは、返品できるまでごねるものだから、そんなのに関わってるより、さっさと返品を受け付けた方が、時間の無駄にならなくて良いと考えているかららしい。
実に、アメリカ的に合理的な考え方だ。
一度包装をほどいた玩具なんて、もう商品価値がないなってしまうから、普通の感覚だとノー・リターンをお願いしたいところだろうが、トイザラスみたいにスケールのでかい会社だと事情が違うんだろう。
しつこいクレーマーを延々相手にしなきゃならない従業員が消費する時給の方が高くつくんだろうからね、ホント合理的だ。
それゆえ、顧客にとってもありがたい。
買ったはいいけど、いらんと思ったら返品できるのなら、安心して安易に衝動買いができる。
結局、この「返品完全に受け付けます」システムは顧客と商人、双方にとって有利に働いて、トイザラスがカテゴリー・キラーになれた要因になっているのだろう。
トイザラスは広い売り場面積がポイントなので、郊外に店舗を展開しているのかな、うちの近所にはトイザラスは無いので、トイザラスで買い物はしたことないのだが、返品OKは魅力的だ。
玩具大好きなので、私もトイザラスで買い物したくなった。
もっとも、この本に書いてあるのは全部アメリカでの話なので、日本のトイザラスはまた少し違うのかもしれないが。
ちなみに、私がよく利用するツタヤは返品完全お断わり制だ。
そういう経営姿勢は好きじゃないけど、ツタヤでお買い物するとポイントがついて少し有利だから利用してる。
普通、本屋は返品受け付けるよね?
多少、汚れても帯さえ付いてりゃ、本屋も本屋で問屋(中次ぎ)に返品できるわけだし。
アレからな、ツタヤは安く本を仕入れるため、返品がきかない買取で本を仕入れてるのかな。
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