グレープ→レーズン [音楽(CD)]
さだまさしは、ソロになってからの活動の方が、質量ともに本領を発揮しているようですが、S&Gを模して結成したというグレープとうフォーク・デュオも悪くありません。
悪くないどころか、「精霊流し」という大ヒットもあり、当時は大人気のグループだったようです。
3枚アルバムを出していますが、どれも捨てがたい佳曲(造語?)ばかりです。
いろいろ事情があってのことでしょうが、このコンビは解散し、さだはソロ歌手として大成功します。
その後、やっぱりいろんな事情があってでしょうが、グレープはイベント的に一度再結成されました。
彼ら流の、こてこてのユーモア・センスで、グループ名は、グレープではなくて、レーズンになっています。
この干からびたグレープですが、最近、あまり期待せずに聴いてみたのですが、想像をはるかに超えて素晴らしい曲が集まってました。
最近のさだまさしのソロ・アルバムだと、私の心に強い印象を与える曲(これらの曲はMDやウィンドウズ・メディア・プレイヤーに落として、がんがん聴いています)は1曲か2曲くらいで、あとは捨て曲(失礼)という感じになっているのですが、レーズンでは、「涙のストロガノフ或いはご来訪」、「ジャカランダの丘」、「あと1マイル」、「糸電話」、「夢しだれ」と、10曲中5曲も名曲が収録されていて感動しきりです。
レーズンはお遊び的なプロジェクトだったらしく、素晴らしいアルバムを1枚残しながら、それで終わってしまったようですが、いつか機会があったら、ぜひセカンド・アルバムも製作してもらいたいな、と思いました。
あの頃について~シーズン・オブ・レーズン プライス・ダウン・リイシュー盤
- アーティスト: レーズン, さだまさし, 石川清澄
- 出版社/メーカー: フォア・レコード
- 発売日: 2004/06/30
- メディア: CD
コメント 0