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『ピルグリム・ファーザーズという神話』 [人文科学(主に小説)]

読みかけで止まっていた本を読了した。

ピルグリム・ファーザーズという神話―作られた「アメリカ建国」

ピルグリム・ファーザーズという神話―作られた「アメリカ建国」

  • 作者: 大西 直樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1998/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

あまりアメリカの歴史には詳しくないので、勉強になりました。

前半では、プリマス植民地の歴史(約70年)が詳細に紹介されています。

後半では、合衆国の共和制がかたまってきたとき以降、連邦政府への求心性を維持するために様々なかたちで、史実がゆがめられて政治的に利用されて、現在でも一般に語られるような「ピルグリム・ファーザーズ」というイメージが形成される過程を逐一追っていきます。

 

アメリカにはあまり興味のない私でもけっこう楽しかったです。

植民地時代のアメリカの立場から見上げると、今は没落した大英帝国が恐ろしい巨悪としてそびえている感じです。

 

 


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