ジャック・ニコルソン『シャイニング』 [境界性人格障害]
スティーヴン・キングが製作したんじゃない方の『シャイニング』を観ました。
『時計仕掛け』なんかと同様、DVDになってようやく「無修正版」になりましたね。
キングは大嫌いなこの映画ですが、やっぱりキューブリックもニコルソンも最高に面白い。
キングの分身である主人公ジャック・トランスがこの映画では、全く非人間的なモンスターとして描かれているので、キングは非情に感情を害したんだと思います。
キングはここはこうすればもっと怖くなるとか、いろいろ理論的に批評しているようですが、そんなことははっきり言ってどうでもいいです。
私の場合、もともとB級ホラー映画には興味ないですから。
キング製作の『シャイニング』では、主人公のアル中問題が非情に大きくクローズアップされていますが、キューブリック作品では、そこら辺の事情は完全に無視されてます。
キューブリック作品ではセクシャルな描写も暴力描写も抑え気味ですが、キング製作のTV版と比べると、さすがに暴力シーンが激しいです。
お化け屋敷が怖いというより、ジャック・ニコルソンの暴力が一番怖いです。
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