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『F REGENERATION 瑠璃』⑨ [漫画、アニメ]

『F』の続編の9巻を読んだ。

F REGENERATION瑠璃 9 (9)

F REGENERATION瑠璃 9 (9)

  • 作者: 六田 登
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2005/07/19
  • メディア: コミック

9巻にはLURI97~LURI108までが収録されている。

 

この漫画の主人公=瑠璃はいまいち何が目的で走っているのかよくわからない。

前作の主人公(瑠璃のパパ)は、「なんぴとたりともオレの前を走らせねえ」と宣言しており、レースに臨む動機がわかりやすかったが、その息子は神がかりなところがあって、かなり難しい哲学をもって走っているようだ。

 

物語の舞台はずっとアメリカ。

アメリカは自動車社会の総本山の趣があって、自動車レースといってもたいへん階層がたくさんあるらしい。

主人公は最底辺レベルのレースからスタートして、今はずいぶん高みまで昇ってきたが、まだまだ上があるらしい。

私は自動車やレースには詳しくないので、よくわからないが。

漫画が連載されているのは一般誌じゃなくて、『週刊オートスポーツ』という専門誌なので、ちょっと敷居の高さを感じなくも無いが、普通に人間ドラマとしても充実しているので、一般人が読んでも面白い、と思う。

F1ブームとかは終わってしまったので、あまり一般受けはしてないようだが。

 

主人公の恋人は事故かなんかで基本的に脳が死んでいるようなのだが、奇跡的に回復しつつある。

何を隠そう主人公瑠璃も幼少の頃、同じような目にあって、奇跡的に回復しているのだ。

だから、瑠璃はレーコもそのうちよくなるだろうと希望を持って、地方レースのドサ周りに同行させていた。

 

レース賭博の元締めのポパイという悪党が、レース運びを器用にこなす瑠璃に八百長をやらせようとしている。

瑠璃もその目的に気づいているが、旧友の仇を取るために、あえて虎穴に入っているようだ。

 

そんなこんなで重たいものをいろいろ担いだまま走っている瑠璃だが、この巻では意識朦朧の恋人のレーコがポパイのママに誘拐された。

ポパイのママとしては、息子がレーコをいたぶらないように、よかれと思ってやったことのようだが、実際、そうなのだろう。

しかし主人公一行はやはりレーコが行方不明になってしまって狼狽している(あたりまえだ)。

 

いろいろゴタゴタしているが、瑠璃は強い子なので、果敢に走り続ける。

同じクラスのレーサーからもライバルとして認められ、「ガンスリンガー」として友情が芽生える。

 

瑠璃のパパもF1レーサーを引退していたのだが、いつの間にかカムバックして、今は瑠璃のちょっと上のクラスのレーサーをしている。

この親子にも、範馬父子のように、近々対決する日がくるのだろうか。 


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