『あしたのジョー』 [音楽(CD)]
男ならなぜか誰でも大好き『あしたのジョー』。
どちらかというと梶原一騎の漫画が良いのだが、アニメもまあ良し…
サウンドトラックです。
BGM、挿入歌、主題歌がみんな入っていて便利です。
やっぱなんといっても主題歌。
①「あしたのジョー」、⑫「力石徹のテーマ」はTVサイズ
⑬「あしたのジョー」、⑮「力石徹のテーマ」はフルコーラス(レコードバージョン)
BGMで秀逸だったのは、②「ジョーのテーマ」、③「段平のテーマ」、④「葉子のテーマ」かな。
なんかよくわからないけど(挿入歌?)、藤尾イサオの歌う⑯「美しき狼たち」も良バラードだった。
いずれにしても日本が貧しかった頃の話。
まだ田中角栄の日本列島改造論も無かった頃のお話ではなかろうか。
親がいないこと、孤児であること、少年院入所経験が彼らにとって大事なアイデンティティーというちょっと理解しがたいが、自分の生きている世界から程遠いゆえのロマンティシズム、男のロマンに満ち溢れたサウンドトラックだい。
でも、『バキ』なんかと違って(東京ドームの地下にある闘技場で彼らはブルジョワの見世物になっているが、皆優雅な生活と豊かな性生活をおくってる、生活のためでなく「最強」になることを目的に闘ってる)、趣味で闘ってるんじゃない(生活がかかってる、ジョーも力石も貧しい労働者たちの英雄なのだ)ところにやりきれないリアリズムのエッセンスがあってよいのかもしれない。
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