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未来予測 [家族の思い出]

未来予知なんてのは、特別な人にしかできないことだろうが、
誰でもある程度の未来予測をして、毎日生きていると思う。

社会(世界)が混乱して、まったく未来が予測もつかないような場合、
または情報を遮断されて、予想のしようがないような場合、人は刹那的に生きるしかないが、
現代はIT社会で、未来を占う情報は豊富だし、まずまず安定している時代の方だと思う。

こんな世の中では、未来予測能力は個人の資質と努力によるだろう。

松田洋子先生の『人生カチカチ山』では、2001年に小泉首相の評価をしている。
140ページで「株価とセクハラで日々苦労してるオヤジ層から小泉離れは始まっていくね」と大胆予想しているのだが、ピークは去年の郵政解散~衆院選の歴史的大勝までだろうが、もとからいるアンチ派は別として、「小泉離れ」は大外れだった。
松田先生のような予測のもとに、反小泉にまわって政闘して人たちは酷い目にあった。
小泉人気を信じて、彼に忠実についていった者は大成功をおさめた。

松田先生は過去のものに対する批評能力は高いが、未来予測能力は低いようである。
そもそも未来をかなりの精度で予測できる人は、お金持ちになれるのが今の世の中だ。
失礼だが、松田先生はあまり金満家のイメージはない。

角栄の頃とは違って、時代の変遷が激しいので長期予測は難しいだろうが、
3年後に何が流行するか予測できれば、3年間の間に十分に準備する時間があるから、いざブームがきたときにアドヴァンテージをとれることは間違いない。
ブームがきてから、流行を追いかけて始めてもカモにされるだけだろう。
そういう流れを予測していた者たちが周到な罠を仕掛け終わっているはずだから。

うちの父も未来予測のできない人間だった。
インフレがずっと続くと思って、借金をしまくっていた。
土地神話を信じて、高値で買った別荘地の土地は、今は底なしの底値になっている。
小豆の先物取引でいつもボーナスをすっていたし、退職金で投資した株もみな下がってしまった。
今はダメだけど、3年後、5年後に成功するところに投資するのでなければ美味しくは儲けられない。

人生カチカチ山―女の幸せ探して三千里

人生カチカチ山―女の幸せ探して三千里

  • 作者: 松田 洋子
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2001/09
  • メディア: コミック


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