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ハッコちゃん [漫画、アニメ]

今日もまた『赤い文化住宅の初子』を読み返した。
今日というか、ここのところ、毎日読み返している。
100ページほどの中篇で読みやすいいうこともあるが、
読めば読むほどハッコちゃんが好きになって、つい毎日読んでしまうようだ。

最初に読んだときには、この漫画はいやらしいので好きになれそうにないと感じたのだが、
今ではすっかりはまってしまっている。

この漫画が連載されていたのは、『エロティクスF』という私の知らない雑誌だそうだ。
知らないが、どうもポルノ漫画雑誌ぽい名前の雑誌だ。

そのせいか、ハッコちゃんもかなり扇情的に描かれている。
ヴィジュアル的なセックス描写はほとんどないのだが、
やはりセクシャルな魅力に溢れた漫画になっている。

舞台も御馴染みの広島で懐かしい感じがする。

このハッコちゃんのモデルは作者自身だろうか?
だとしたら、ちょっと複雑だな(良い意味でも、悪い意味でもなく)。

かなり松田洋子の自伝的要素の強い作品なのだろうか。
いずれにしても興味深い。

男だったら、やはりハッコちゃんには惹かれるだろう。
ポルノ漫画雑誌連載だとしたら、
当然、男性読者の情にうったえるような主人公を編集から求めらていたと思う。

ハッコちゃんは、「お嫁さんにしたい」というか、「お嫁さんにしてあげたい」女性の象徴だ。
或る意味、この手の女性像は男性の願望の具現でもあると思う。

ハッコちゃんは中学生だから、当たり前と言えば当たり前なのだが、
自立心がまったくないので、男性の庇護欲望ならびに所有欲をそそるのだ。


赤い文化住宅の初子

赤い文化住宅の初子

  • 作者: 松田 洋子
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2003/06
  • メディア: コミック


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