叛乱

非常勤職員と常勤職員、さらに管理職とが折り合いが悪い。
今日もひとつ上の上司を無視してその上に直訴した非常勤職員がいて、いろいろもめた。

やはり引退後の年金も含めて一生を面倒見てもらうつもりの常勤職員と、使い捨ての非常勤職員とではかなり勤務態度に温度差があって対流が激しく渦巻くようだ。

興味深く感じられるのは、ここでは常勤職員の方が、我が身の保全を考えて上司に従順でおとなしく、非常勤職員の方が、のちのちの出世のことなど考えなくてよいので、ずけずけと仕事の能率化の改善策を打ち出していることだ。
ほぼ市場を独占しいて競争もほとんどないわけで、当然のことながら組織自体がたいへん保守的で、「ＫＡＩＺＥＮ」はタブーなのだ。
そんな職場環境だと、有能な非常勤職員がすぐに辞めてしまって、非能率的な常勤職員と（私のような）無気力な非常勤職員ばかりになってしまうことだ。
まあそれで皆が納得するなら私があえてとやかく言う気はないが、効率が悪く無駄が多いのは性格的に苦手。
ちょっと居心地の悪さを感じる。
私は気力も含めてヴァイタリティが弱いので、最低限のエネルギーでもって最大限の効果をあげるよう努めないと生き残れないようなのだ。