『すべてをあなたに』 [映像作品(DVDなど)]
トム・ハンクス脚本・監督の映画を観た。
1964年のアメリカの田舎町で、ビートルズのクローンバンドのようなのが録音したシングルレコードがトントン拍子に大ヒットしてしまうが、メジャーに進出したとたん、音楽性、人間性が衝突して、解散してしまう。
トム・ハンクスもマネージャー役で出演していて、若者たちを生暖かく見守ってくれる。
最初のうちは懐古趣味的で退屈かなあと思っていたけれど、リヴ・タイラー(誠実な感じのお嬢さん)の恋愛(バンドのヴォーカルと別れて、ドラマーとくっつく)が主軸になってくるとすごく惹きつけられた。
ハンクス監督のリヴ・タイラーの使い方が非常に上手だと思う。
リヴ・タイラーさんのご活躍は、これのほかには『ロード・オヴ・ザ・リング』シリーズのエルフ役しか知らないけれど、あのアメリカで2番目にイカれた親父さんからどうしてこんな立派な娘さんが生まれたのか不思議でしょうがない、スティーヴン・タイラーの娘さんだったら、アンジェリーナ・ジョリーみたいなタイプを連想しちゃうんだけど…、ケリー・オズボーンはイメージ通りなのにね。
ハンクスらしさにあふれた、心温まる良い映画でした。
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