ヴァン・ヘイレン [音楽(CD)]
ヴァン・ヘイレンのPV集を観賞した。
ライヴ映像じゃなくて、ヴィデオ・クリップだからとちょっと軽く観始めたが、すごくよくって感動した、予想外に。
ベストCDの『ヴォリューム1』は、ダイアモンド・デイヴ時代とサミー・ヘイガー時代と半々くらいだったと思うが、ヴィデオの『ヴォリューム1』は、レッド・ロッカーがメイン、デヴィッド・リー・ロス時代の曲は「ジャンプ」以前は(時代的に)PVが製作されていなかったか、さもなくば改めての観賞には耐えられないような酷いものだったかだろう、というわけで初期の代表曲は収録されていない、おまけにゲイリー・シェローンのパフォーマンスも1曲収録されてます。
メタリカなんかと比べても、すごくストイックなハード・ロッカーのヴァン・ヘイレン兄弟、サミー・ヘイガー時代のPVはとても芸術的で素晴らしいです(曲が素晴らしいのは言及するまでもありませんが)、PVでこんなに感動したのは初めてです、PVもあなどれないものだなと思いました。
初期のクリップも楽しいです、「ジャンプ」や「パナマ」での、ヴァン・ヘイレン兄弟のなんと若々しいこと、なんと機嫌が良さそうなこと、ちょっと演技過剰ですが、「ホット・フォー・ティーチャー」も楽しい…
サミー・ヘイガー時代のクリップはまさに芸術モノ、「ライト・ナウ」では思わず背筋が伸びる気がしたし、「キャント・ストップ・ラヴィン・ユー」や「ノット・イナフ」では素直に涙が出たよ。
『ヴァン・ヘイレン3』は偉大なヴァン・ヘイレンのオリジナルアルバムの中で最も退屈なスタジオ作品だと思いますが、1曲だけ切り取って聴くとそれほど悪い感じはしなかった、ヴォーカルのパフォーマンスも悪くないし(くねくねダンスは賛否両論か?)、改めて聴くと、曲(「ウィズアウト・ユー」)もけっこうよかった。
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