『ミドルマーチ』 [イギリス文学]
いろいろあって時間がかかったけれど、ようやくG・エリオットの長編を読み終わった。
ペンギンなんかのペーパーバックは全一巻にまとまっていて羨ましい。
分冊は苦手、散逸してしまうから…
でももともとこの小説は4巻本だったらしいので、文庫化するにあたって4分冊されたのにもちょっと意義を感じる。
古い岩波文庫と違って活字も大きくて読みやすいのだが、この2週間はいろいろ精神的に参ってしまうことが多くて、4冊読むのにまるまる2週間もかかってしまった。
この2週間、これ以外はほとんど何も読んでいない。
決して説教臭くはないのだが、いかんせん登場人物が誇り高い人ばかりだし、描写がくどいので、軽薄短小を重んじらる現代人には敬遠されそうな傑作だ。
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