メル・ギブソン『陰謀のセオリー』 [映像作品(DVDなど)]
アルコール問題とユダヤ人差別事件のその後が気になるメル・ギブソンの97年に製作された映画を観た。
陰謀ネタが大好きなタクシー運転手に扮するメル・ギブソン。
運転手は、最初はただの統合失調症患者かと思ったら、実は昔CIAに洗脳された殺し屋で、うそ臭い陰謀は(全部?)本当だったという吃驚映画。
何が本当で何が嘘なのか、思わず視聴者は混乱してしまうような手の込んだシナリオが秀逸。
頭がちょっとイカレた役をやらせたら、メル・ギブソンは天下一品なり。
『リーサル・ウェポン』でも、自殺願望のある刑事役がユニークだったわけで、ただの肉体派アクション・スターでないところがメル・ギブソンのすごいところ。
私生活でも精神上のいろいろな問題をかかえているとは最近までよく知らなかったけど。
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