H.G.ウェルズ『ザ・タイム・マシーン』 [イギリス文学]
たまには原書を読んでみました。
The Time Machine (Penguin Classics)
- 作者: Steven Maclean, H. G. Wells
- 出版社/メーカー: Penguin Classics
- 発売日: 2005/05/31
- メディア: ペーパーバック
『ザ・タイム・マシーン』は短篇です。
本編だけだと、90ページくらいの薄い本。
イントロダクションが10ページくらいあって、それにはヴィクトリア朝時代の思想風景の説明があってわかりやすいです。
ウェルズの創作へのダーウィニズムの影響の大きいことがよくわかります。
タイム・トラヴェラーは友人たちに語ります。
自作のタイム・マシーンに乗って、未来世界を冒険してきたと。
人類が変な風に進化してしまうことを伝え、地球の末期を見てきたままに話します。
語り手以外の友人は、タイム・トラヴェラーの話を信じません。
語り手も半信半疑です。
気になった語り手は後日、タイム・トラヴェラー宅を再度訪問し、彼の出奔の現場を立ち会うことになります…
(了)
数年前に見た映画とは全然内容が違いました。
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