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『日本主義的教養の時代』 [思想・信条]

最近、左翼が元気がなくてつまらないので、右翼本を読んだ。

日本主義的教養の時代―大学批判の古層

日本主義的教養の時代―大学批判の古層

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 柏書房
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 単行本

意外と面白かった。

わりとヒット。

 

「左翼=知的、右翼=低脳」という固定イメージをとりあえず覆してくれる本。

戦前の右翼のけっこうな論客、批判精神の持ち主の列伝。

 

特に蓑田胸喜は興味深い人物(奇人系)。

蓑田はクレイジー・クレイマーだ。

私は子供頃、自分は太宰治の生まれ変わりに違いないと思ってたが、ひょっとすると、この蓑田胸喜の生まれ変わりかもしれない。

シンパシーを感じてしまった。

彼のキー・ワードは破邪

私も大正時代に生まれていたら、彼と友達になれていたかもしれない。

蓑田と一緒に美濃部達吉を攻撃してみたかったな。

太宰と蓑田の共通点は、首吊り。

蓑田は失意の中自殺を遂げたということになっているようだが、疑い深い私は、彼に糾弾されて恨みをもつ者による、自殺に見せかけた他殺ではないかと直感で推理(他殺にしろ時効が成立してるでしょうから、なんの問題なし)。

 

第4章の英語学の先生の話は個人的に興味深かった。

 

 

 


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