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嘉門達夫『壺』 [音楽(CD)]

嘉門達夫の爆笑CDを聴いた。

壺

  • アーティスト: 嘉門達夫, 工藤隆, 森脇尚志, 参勤交代, チャーリー早川, 田川良作, 荷塚虎太郎, 高野孝敏
  • 出版社/メーカー: ダイプロ・エックス
  • 発売日: 1997/10/01
  • メディア: CD

これは面白かった。

まさにツボ(急所)をつかれたように笑い転げさせられた。

 

①⑮⑳の「軍事訓練」3部作がもう私のとっては急所。

3部作というよりイントロ、インターミッション、アウトロみたいなものなんだけど。

内容はハリウッド映画とかでよく出てくるアメリカ海兵隊が訓練でみんなで走るときに歌うやつ(『ゲームボーイウォーズ』のCMなんか使われてたやつ)の替え歌。

 

③「いろんな注文」も良い。

ジョーク・トーク集だ。

皆良いが、最後の蕎麦屋のネタの落ちが一番好き。

ホント、ハンバーガー好きだな。

 

⑥「替え歌クラシックメドレー」…今まで聴いた替え歌メドレーシリーズの中で一番面白かった。

原曲が私の苦手なJ-POPじゃなくて、クラシックの有名な曲というのも嬉しいし、それだけじゃなくて、歌詞の毒も冴えてる。

 

⑦「エキセントリック・ワールド」。

また短いナンセンス・ジョーク集。

これも笑えるネタばかり。

 

⑧「誰も言うてへんガナ!」。

長い逆切れボケに、やさしくツッコミを入れるネタ集。

最後はちょっとひねりを加えていて芸が細かい。

 

⑨「WOMAN」。

ゆるい感じのコミック・ソングだと思って最初はスキップしようかと思ったが、よく聴いたら、これもすごい業物。

2部構成になっていている。

2/3を占める第一部は女を口説くシンガーソングライターのパロディ。

第二部はシンガーソングライターのライヴのパロディ、長いMCのあと何が起きるのかと思っていると…激しく短いオチが待っている。

 

⑩「ニコニコショー」。

ジョーク集。

ひとつめは、猫に甘いヤクザが混乱してしまうナンセンスネタ。

ふたつめは、「鳴かぬなら ~ ほととぎす」のヴァリエーションをたくさん展開して、なるほどなるほどと感心していると、最後は下ネタで落とされて小爆笑。

みっつめの高校野球の不条理応援ネタはまあまあ。

 

⑬「道案内」

非常に無理のある駄洒落を力技でねじ伏せる力作。

駄洒落は好きじゃない私だが、これには感服した。

 

⑭「ハードボイルド~カッチョワリー篇~」。

クールな探偵が自分のズッコケの部分を告白する。

最初はスローにスタートするが、探偵の馬鹿さかげんがだんだんヒートアップして、しまいにはクールさがぐだぐだになってしまいかなり盛り上がる。

 

⑰「ナンセンス・ワールド」

またナンセンス・ジョーク集。

ひとつめは、からまれて、開き直ってたら、あっさりかわされれてズッコける。

ふたつめは、3年B組の先生の実存が不安定なる高度なネタ。

みっつめは、3年B組の先生がとろける可愛い話。

よっつめは、適当なやつに精一杯努力をさせて、限界を超えたところで叱りつける痛快ネタ。

いつつめはオマケか。

 

⑱「アナウンサー物語」は、アナウンサーの言い間違いをネタにした3分間程度のコミックソング。

下ネタが多いが、良作。

古田の引退ネタはちょっと賞味期限間近いな。

 

⑲「なるほどシアター」。

ナンセンスな誘導尋問に引っかかるネタ、下ネタ、浅薄な言い訳を見破るネタ、買ってはいけないネタ(ホント、コンビニ弁当好きだな)、無教養な暴走族ネタなど楽しいネタがいっぱい。

 

ああ、楽しかった。

このCDは全部で70分を超える。

笑い疲れた。

 

アマゾンのレビューなんかで、嘉門達夫はドライヴ中にBGMにかけると良いという批評があるが、こんなもの運転中に聴いたら笑い過ぎて運転に集中できなくて危ないと思うな。


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