嘉門達夫『絶対キレイになってやる!』 [音楽(CD)]
懲りずにまた笑い疲れるCDを聴いた。
②「チャウ!チャウ!チャウ!」
ロシア民謡かな?
勇壮なコーラスが魅力的な良曲。
これを聴くとどうしてもコサック・ダンスをしたくなる。
歌詞も普通に笑い続けられる(旧ネタの再利用もあるが)。
④「THE ENKA 替え歌メドレー!」
タイトル通りの内容。
演歌好きの私には嬉しい。
劣化コピーのような詞や曲ばかりで演歌シーンはちっとも盛り上がっていないが、演歌には聴いて歌って盛り上がる名曲・良曲・佳曲が数多いのも事実。
⑤「なで肩」
スカのリズムのコミックソング。
それほど笑うポイントはないが、楽しい歌詞に良い曲。
⑥「ジョーク・ゾーン2」
このアルバムにはジョーク集が5トラックある。
この「2」に秀逸作品が集中している。
とりわけ’動物クイズ大会’は起承転結のはっきりした傑作。
起~解答者が動物ばかりのクイズ大会が始まる
承~ありえない筈の動物クイズ大会が滞りなく進行し笑える
転~とあることから、動物クイズ大会が破綻をきたして大笑い
結~破綻の原因が明らかになり、ああそういうカラクリかとわかって爆笑
不条理な ’バス’ も実際に自分がこの立場だったらと考えるとすごくおかしい。
’クイズ浮気ショック’
解答者の女の子が切なくもあるが、浮気トルネードには笑える。
⑩「少年のような心」
笑っていいんだか笑っちゃいけないんだか不思議な自己啓発トラック。
⑫「キャー!ステキ」
爆風スランプっぽいポップロックなコミックソング。
小ネタ集でなく、ストーリーがちゃんとあって、オチまである。
まさか最後に賞味期限があと6ヶ月のあの人が出てくるとは思わなかった。
いくつになっても嘉門はちゃんと反骨精神を貫いているのだな。
NHKに喜んで出演する爆風とは大違い。
ジョークの冴えと過激さはまあまあだが、音楽的に優れていいるので(ノリの良い曲が多い)、ドライヴのBGMにも最適なアルバムだ。
ジャケ写も秀逸。
日通のアルバイトはさぼっているようなので、宣伝のため自分でスキャンしたよ。
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