躁病と鬱病を繰り返す人がいるように、
過食と拒食を繰り返す人がいるように、
不眠と睡眠過多を繰り返す人もいる。
私の場合、不眠が専門なのだが、ときどき睡眠過多に陥る。
めったにないが、3ヶ月に1度くらい、どうしようもない睡眠過多の波がくる。
今がそうだ。
日曜日あたりから、眠くて眠くて眠くてしょうがなくて、あわせて60時間くらい寝てる。
植物状態のように寝っぱなしというわけではないのだが、長いこと起きていられない。
なんかいつもと違って変だなと思っていたが、これは久々にきた睡眠過多の波である。
結局、日曜朝の『エウレカ』も時間まで起きていられず、寝てしまったし、昨夜の9時の『TVタックル』も寝てて見れなかった(放送があったかどうか確認してないが~時期的にオリンピック中継だったかも~とにかくその時間は寝てしまってた)。
ビッグパパhttp://www.bigpapa.co.jp/index.htmlというアポイント商法の予約もさせられていたが、それも寝てて流してしまっていた。
「なんでこないの?」と携帯に留守電が入っていたが、携帯に着信があったのにも気がつかないほど寝こけていた。
営業ウーマンの山根さんは感じのいいお姉ちゃんだったので、すっぽかしてしまって、ちょっと気の毒に思わないでもないが、先日はアデランスhttp://www.aderans.co.jp/のアポイントメント商法でカウンセラーの大里秀樹先生に酷い目に合わされたばかりだし(説明もなくわけのわからない高利貸から借金を背負わされた)、その後クレーム処理係の田中課長代理には障害者差別発言までされて、私のことを責めまくられて、以後もくりしむしちゅーが宣伝するアデランスはクレームに無視しっぱなしだし(もちろん謝罪はなし)、むかつくことしきりなので、アポイントメント商法自体に不信感が根付いてしまっているので、それほど良心の呵責は感じない。
先日ソニーhttp://www.sonypictures.jp/corp/feedback.htmlに苦情を言っていたので、その折り返しの返事の電話も留守電に入っていた。
電話が鳴っているのにも、気がつかないで寝こけていた。
とにかく昨日は一日中眠かった。
たぶん昨日一日で16時間は寝ていたようだ。
不眠症は英語ではインソムニアといって、かなり日本語の文脈でも使われていると思う。
スティーヴン・キングの小説のタイトルにもなっているからご存知の方も多いだろう。
Insomnia
- 作者: Stephen King
- 出版社/メーカー: Signet
- 発売日: 1995/09
- メディア: マスマーケット
翻訳も出てる。
不眠症 (上)
- 作者: スティーヴン キング
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2001/06/26
- メディア: 単行本
不眠症 (下)
- 作者: スティーヴン キング
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2001/07/25
- メディア: 単行本
老人のラヴラヴカップルが超能力でクリムゾン・キングだかキング・クリムゾンの手下と戦う、あんまりパッしない話、あまり面白くないせいか(キング作品で面白いのはアル中の親父か少年たちが活躍するパターンのものだ)、キング作品としては珍しく未だ文庫化されていない。
アル・パシーノとロビン・ウィリアムス競演のという豪華なキャストの映画もある。
インソムニア
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2003/03/19
- メディア: DVD
てっきりキング原作の映画かと思ってみたら、全然別物でがっかりした。
ロビン・ウィリアムスが悪役を演じているのが珍しいくて、面白いが、ミス・キャストな感じもしないでもない。
検索してみたらなんか変なのがひっかかったが、これもキングとは無関係だろう。
INSOMNIA
- 出版社/メーカー: ビデオメーカー
- 発売日: 2003/05/20
- メディア: DVD
そもそも「睡眠過多」って正式な病名かどうかもわからない。
和英辞典にも載ってない。
ナルコレプシーという言葉が最近よく使われるが、これは「睡眠発作」と訳されている。
不眠症といっしょで、睡眠障害の一種なのだろうが、あまり症例がおおくないせいか、マイナーである。
寝すぎてると単なる怠け者のように世間では思われるが、怠け根性だけで、1日に16時間とか20時間とか眠れるわけがない。
脳内睡眠薬が過剰に無節操に出てると考えた方が納得がいきやすいと思う。
精神科で扱う症状は結局、原因不明であることが多いのだが(精神科の治療は根本治療をすることは少なく、対症療法がメインである~気分の落ち込んでいる人には覚醒剤のようなものを、ハッスルし過ぎの人には麻薬のようなものを処方するし、眠れない人には睡眠剤を処方するといったような…)、たいていは脳内物質の異常、神経伝達物質の異常だろうと推測されている。
人間、脳が正常に働いていると、ある程度活動すると、肉体や神経を休ませるために、自動的に脳内睡眠薬のようなものがどろっと垂れてきて、眠くなるものなのだ。
不眠症の人間は、この脳内睡眠薬が出ないので、きちんとした睡眠をとるために、睡眠剤を服用する。
たぶん睡眠過多症状というのは、この脳内睡眠薬がどばっどばっと垂れ流しになるので、寝続けてしまうらしい。
あるいはこれが急に出すぎて、睡眠発作になってしまうらしい。
あまりまだ解明されていないようだが。
睡眠過多が続くようなら、覚醒剤のようなものを常用して、起きておく必要があるのだろう(よく知らないが)。
医者が出す覚醒剤(の類)はまあ良いものらしい。
北朝鮮やヤクザが売っている覚醒剤と違って、混ざり物が少なくて、成分もちょっと違って、効き目が弱い分、中毒症状なのどの副作用も少ないらしい。
ヤクザやチンピラが売っているやつは、水商売(味覚の麻痺している泥酔客に水で薄めた高級な酒を出して売り上げを増やすぼったくり商法)と同じで、ヤクの仕入れ値が高いので、売り上げを伸ばすため、いろいろろくでもない混ぜ物をしているらしいの用心が必要だ(というか、その手の薬はいろいろな意味で買うべきでない)。
2006-02-21 14:49
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あたしもたまらなく眠い時と、眠れない時、繰り返してます。
何だか周期があるように感じるのはあたしだけでしょうか・・・。
by fallen_angel (2006-02-21 15:08)
睡眠障害って、医学者にもまだよくわかってないんですよね。
とりあえず眠れない人には対症療法で睡眠薬を処方するけど。
睡眠が不規則だと社会生活に支障をきたしすから、是非、医学的研究が進展して、根本治療が可能になるよう祈ってます。
by ジェラミイ (2006-02-21 16:34)