くず屋の息子 [高齢者問題]
夕飯をたらふく(!)食ったら、眠くなってきたので、寝っころ読書でもしようと思ったのだが、伊豆高原からひとり帰ってきた痴呆気味の老母が爆音で『功名が辻』を観ているので、うるさくて読書もできないし、睡眠もとれない。
仕方がないので、DVD鑑賞でもすることにした。
今夜観るのは、「くず屋の息子」カーク・ダグラスの昔の映画。
若くてハンサムだ。
いつものことだが、顎が割れてるな。
『ふたりの男とひとりの女』のジム・キャリーみたいになってる。
ちなみに『くず屋の息子』は図書館で暇つぶしに読んだ。
- 作者: カーク ダグラス
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1989/10
- メディア: 単行本
期待していなかったが、けっこう面白かった。
キューブリックの悪口が一番おもしろかった。
すでに過去の人ではあるが、カーク・ダグラス良いよ。
ジュニアのマイケルよりよっぽど味がある。
芸達者ではないけど。
役者というよりビジネスマンだけど。
やっぱ『スパルタカス』が一番傑作かな。
あと、『カッコーの巣の上で』にまつわるジャック・ニコルソンへの嫉妬と負け惜しみのような批判が面白かった(ここがこの本のクライマックスだろう)。
もともと、この『カッコー』の権利はカークが買っていて、舞台では彼が主役をやっていたのだ。
映画でも彼が自分で主役をやるつもりだったのだが、諸般の事情から、息子(マイケル)が製作することになって、息子は父親よりもニコルソンを選んで、大ヒットさせたのだ(父親としては複雑な心境だったことだろう)。
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