読書で目がくらくら [不眠症]
昨夜はなかなか眠れなかった。
2時に薬を飲んで、4時に寝た。
『死刑囚最後の日』は、死刑囚が3歳の娘と再会するところまで読んだ。
その娘は母親から、父はもう死んだと聞かされていて、死刑囚のことを父親だとは思っていない。
事情はよくわからないが、娘は父親の死刑宣告文を持ち歩いていて、字を覚える練習に使っている(シュールだなあ)。
飽きてきたので、別の本を読み出した。
大手カメラメーカー勤務のクレーム処理係の愚痴の羅列。
半分くらい読んだが、あまり私には関係のない世界のできごとなので、退屈だった。
そもそも製造業の場合、クレームは単純だ。
製品の出来が悪いとクレームになる、ただそれだけのこと。
クレーマーとメーカーがもめるのは、メーカーの品質基準と、ユーザーの求める品質基準が大きく食い違っているときだ。
この会社の場合、高級カメラを扱っているので、ユーザーの眼もやや厳しいようだ。
私はどちらかというと、サーヴィス業のクレームに興味がある。
モノにはあまり興味がない。
特にカメラには興味がないのであまり面白くなかった。
この本では、写真を撮ったが映らなかったとかでクレームがくるらしいのだが、私だったら、写真が映ろうが映るまいが興味がないから、映らなくてもクレームはつけないな。
このカメラメーカーの(元?)従業員は、過激なことを言っているので、会社名は匿名になっているが、まあろくでもない会社である(企業のイメージダウン必至なので会社名は秘密なのだろう)。
クレームに対して、カメラは壊れて当たり前といった態度で一貫している。
(善良な市民からの損害賠償や慰謝料のクレームはつっぱねるくせ、ヤクザから脅されれば、NHKと同じで簡単にカネを払おうとする)
ますますカメラ(とカメラメーカー)が嫌いになった。
独占資本家に対する憎しみが増し、革命(?)への意欲の炎に油が注がれた。
メガネを変えたので、ものがよく見えるようになった。
旧メガネは10年落ちくらいで、その間、近眼が進行していたのだ。
旧メガネでは矯正視力0.7以下だったらしい。
新メガネでは1.0に矯正される。
急に世界が良く見えるようになったので、世界が明るすぎる。
本を読んでいても、鮮明に見えすぎて、かえって疲れる。
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